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仕舞手帖 · 公開: 2026.10.15 · 7分で読めます

実家の大型ごみ、八王子市でどう捨てる? 粗大ごみの申込み・料金・持ち込みの基本

実家の片付けで必ず出てくるタンス・ベッド・古い家電などの大型ごみ(粗大ごみ)を、八王子市でどう申し込み、いつ出し、いくらかかるのかを公式情報にもとづいて整理します(2026年時点)。

黄葉したイチョウ並木がつづく秋の道路

実家の片付けを始めると、まず手が止まるのはタンスやベッド、古い家電といった大きなものの処分ではないでしょうか。普段のごみの日に出すだけでは片付かず、何から手をつければいいのか分からなくなります。

結論から言うと、八王子市でこうした「粗大ごみ」を出すには事前の申込みが必要で、収集は1回につき最大10個までという上限があります。自分で運べる場合は、市の施設へ持ち込むという選択肢もあります。

実家じまいでは、家一軒分の家具・家電が一度に出てくるため、「何個まで出せるか」「いくらかかるか」「収集と持ち込みのどちらが向いているか」を先に把握しておくと、作業の見通しが立てやすくなります。制度を知らないまま手続きを始めると、収集当日に対象外の品目があると判明したり、思っていたより時間がかかったりして、作業が何度も止まってしまいます。

本記事では、八王子市の公式情報にもとづき、粗大ごみの基準から申込み・料金・持ち込み・大量に出るときの考え方までを順に整理します。

「とりあえず全部出す」は通らない:粗大ごみの基準

八王子市では、重さ5kg以上、または40リットルの指定収集袋に入らないものが「粗大ごみ」に区分されます。タンスやベッド、布団、ソファなど、実家の片付けで出てくる大きな家具のほとんどがこれに当たります。

逆に、5kg未満で指定袋に収まるものは粗大ごみではなく、通常の可燃・不燃ごみとして出す必要があります。例外として傘は、半分以上が袋に入るのであれば不燃ごみ袋での排出が認められています。

「大きいから粗大ごみだろう」と思い込んで手続きを後回しにするのではなく、まずは重さと指定袋に入るかどうかで区分を確認しておくと、後の手続きがスムーズになります。実家の片付けでは、見た目では判断しにくい品物も出てきます。軽い発泡スチロール製の棚や、分解すれば指定袋に収まる組み立て式の家具などは、必ずしも粗大ごみとして申し込む必要がない場合もあります。

一方で、実家に残された小物や雑貨まで粗大ごみとして申し込む必要はありません。5kg未満で指定袋に入る日用品は通常の可燃・不燃ごみの収集日に出せます。八王子市公式サイトには品目名で分別区分を検索できる「分別辞典」やごみ分別アプリ「さんあ~る」も用意されているため、粗大ごみかどうかの判断に迷う品物が出てきたら、そちらで確認する方法もあります。

申込みから収集日までの流れ

粗大ごみの収集を利用するには、事前の申込みが必須です。申込み方法はインターネット(24時間365日受付)と電話042-696-5377(受付時間は月〜金8:30〜17:15、祝日含む・年末年始除く)の2つが基本で、聴覚に障害のある方向けにはファックス042-692-0900も用意されています。

日中に電話をかける時間が取りにくい場合は、インターネット申込みを使うと時間を気にせず手続きできます。

収集を申し込んだ場合、収集日は申込日からおおむね1週間後が目安になります。急いで処分したい事情がある場合は、この期間を見込んで早めに申込みを済ませておくことが大切です。

収集日は月曜日から金曜日の間で、お住まいの地域にかかわらず申込順に割り当てられる仕組みです。空きがあれば特定の収集日を指定できる場合もありますが、確実な日程を希望するなら早めの申込みが安心です。

なお、収集日当日に出し忘れてしまった場合は、そのまま次の収集日を待つのではなく再申込みが必要です。粗大ごみコールセンター(042-696-5377)に電話し、以前の受付番号を伝えれば新しい収集日を指定してもらえます。実家の片付けでは当日バタバタして出し忘れることもあり得るため、この対応方法を覚えておくと慌てずに済みます。

出し方と処理券の買い方

申込みが済んだら、収集日当日の朝8時30分までに、申込み時に指定された排出場所へ品物を出します。受付番号と収集日を記入した粗大ごみ処理券(またはオンライン決済の控え)を、品物ごとに貼付する必要があります。

粗大ごみ処理券は500円券・100円券の2種類で、支払いは原則現金です。有効期限はないため、多めに購入しておいても使い切れずに困ることはありません。

収集は原則立ち会い不要で、荒天でも実施されます。収集業者は午前8時30分から午後3時頃までの間に順番に回収するため、出した後は外出していても構いません。

実家の片付けでは、古いタンスやベッドを解体してから出したいと考える人もいるでしょう。八王子市では解体済みの粗大ごみも収集対象で、紐などで縛ってまとめて出せば問題ありません。ただし、ベッド枠やタンスなど一部の品目は解体前の大きさを基準に料金が決まるため、分解しても料金が変わらないことがあります。労力をかけて分解する前に、料金面でのメリットがあるかどうかを確認しておくとよいでしょう。

自分で運ぶなら「持ち込み」という選択肢

車で運べる場合は、市の施設へ直接持ち込むという方法もあります。持ち込み先は戸吹クリーンセンター(八王子市戸吹町1916)と館クリーンセンター(八王子市館町2700)の2施設で、いずれも月〜金8:30〜16:30受付です(祝日含む、年末年始除く)。多摩清掃工場(多摩市唐木田2-1-1)も利用できますが、指定された17町内の居住者に限られます。

持ち込み料金は、総重量10kgにつき350円です。10kg未満でも350円がかかり、以降は10kgごとに350円が加算されます。料金は車両ごとの計量差から算出される仕組みです。スプリングマットレスは1枚につき1,900円が別途加算されます。

持ち込みであっても事前予約が必要な点は収集と同じです。インターネットは持ち込み当日まで24時間受付ですが、電話の場合は前日までに申込みを済ませる必要があります。複数の家具を一度にまとめて処分したい場合、品物ごとに処理券を用意する収集よりも、重量をまとめて計算できる持ち込みのほうが手間が少なく済むこともあります。

持ち込みは、軽トラックやバンを借りられる、あるいは家族の車に積める範囲であれば検討しやすい方法です。一方で、タンスやベッドのように重く大きい家具を一人で運び出すのは難しい場合もあるため、体力面や人手の確保も含めて、収集と持ち込みのどちらが現実的かを判断する材料にしてください。

実家の片付けで大量に出るときに考えること

実家の片付けでは、粗大ごみが一度に何個も出ることが珍しくありません。八王子市の収集は1回の申込みで最大10個までと定められており、10個を超える場合は収集完了後にあらためて申し込む必要があります。複数回の収集をまとめて申し込みたいときは、粗大ごみコールセンター(042-696-5377)に電話で相談できますが、2回目以降の収集は前回の収集から7日後以降になる点は押さえておきたいところです。

また、エアコン・テレビ・冷蔵庫・冷凍庫・洗濯機・衣類乾燥機といった家電リサイクル法対象品とパソコンは、通常の粗大ごみ収集では申し込めません。これらは家電量販店やメーカーの回収窓口など、別のルートで処分する必要があります。実家の片付けでは古いブラウン管テレビや年式の古い冷蔵庫が残っていることも多く、「粗大ごみに出せば片付く」と思い込んでいると、当日になって収集を断られてしまう原因になります。

ピアノのように特別な取り扱いが必要な品目や、重さ80kg超・長さ280cm超の大型品も、そのままでは対象外になる場合があります(分解して基準内に収めれば受付可能になることもあります)。事業活動で生じたごみや市外から持ち込まれたごみ、ガソリンなどの危険物も粗大ごみとしては申し込めません。

処分する前の選択肢として、八王子市公式ページは「ジモティー」などの無料・買取サービスの利用も案内しています。状態の良い家具・家電であれば、粗大ごみに出す前にリサイクルショップや遺品整理業者の買取査定にかけてみる余地もあるでしょう。ただし査定額は個別の状態によって変わるため、ここでは一般的な選択肢として紹介するにとどめます。

なお、品目ごとの収集料金は公式サイトの品目検索ツールか電話での個別確認が必要で、本記事では具体的な金額を断定しません。あらかじめ品目名で料金を調べておくと、当日の想定外の出費を避けられます。

判断に迷う品物が複数出てきた場合や、申込み可否そのものが分からない場合は、自分で調べて手続きを進めるよりも先に環境部ごみ総合相談センター(0570-550-530)へ問い合わせたほうが、結果的に手続きの手戻りを減らせます。実家の片付けは一度で終わらせるものではなく、複数回に分けて進めることも多いため、申込み前に品目と個数を整理しておくと、全体の見通しを立てやすくなります。

まとめ

実家の片付けで出てくる大型ごみは、八王子市では「粗大ごみ」として事前申込みが必要です。重さ5kg以上・指定袋に入らないものが対象になり、収集は1回の申込みで最大10個まで、持ち込みは重量10kgあたり350円という料金の仕組みになっています。

家電リサイクル法対象品やピアノなど申込みできない品目もあるため、処分を始める前に対象外の品目を確認しておくと手戻りを防げます。一度に大量の家具・家電が出る実家じまいでは、収集と持ち込みのどちらが向いているかを見極めながら、複数回に分けて計画的に進めるとよいでしょう。

品目の判断に迷ったときや、申込み可否がはっきりしないときは、分別辞典やごみ分別アプリ「さんあ~る」で確認するか、環境部ごみ総合相談センター(0570-550-530)に問い合わせる方法があります。自己判断で収集日に出してから「対象外だった」と気づくよりも、申込みの前に一度確認しておくほうが、作業全体の手間を減らせます。

参考文献

八王子市「粗大ごみとは何ですか。」 / 八王子市「粗大ごみ処分の流れ」 / 八王子市「粗大ごみの収集」 / 八王子市「粗大ごみ処理券とは何ですか。」 / 八王子市「粗大ごみの持ち込み」 / 八王子市「家庭から出る粗大ごみの持ち込み料金はいくらですか。」 / 八王子市「家庭から出る粗大ごみは何個まで収集してもらえますか。」 / 八王子市「申し込めないごみはありますか。」

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カヅキ

カヅキ

桑都手帖 編集者

ものづくりや意匠設計を学んだ経験をもとに、八王子の風土・歴史・伝統工芸を現代につなぐ記事を書いています。暮らしの手続きについても、調べたことをそのまま書き留めています。